創業からの歩み

創業 1858年 (安政5年)、現在まで 165年の歴史が続いています。

1858年 (安政5年)この頃から綿花の栽培が盛んな備中地域で、庶民に布団で寝る習慣が広がっていました。
そこで初代・本多熊吉が布団綿(わた)の製造を始め、2代目・本多金作が「本多金作商店」を立ち上げ、事業を本格化していきました。

1952年(昭和27年)に法人化し、現在の「本多綿業株式会社」が設立されました。

昭和30年頃の様子

布団綿の販売先は主に布団・布団綿の小売店です。
かつては山陰~京都のあたりに広がる小売店に布団綿を行商していました。

昭和50年頃の様子


ところが時代の流れで布団は「打ち直して使い続ける」ものから「買い換える」ものへと変化していきました。
業態を布団そのものの製造に変えるべく、1987年(昭和62年)5代目社長に就任した本多英夫(現会長)が一念発起し、工場を建設しました。そこで大量生産のラインを構築していきました。

現在は主にホテル、病院、介護施設などで使用される業務用寝具を製造しています。
長年培った技術を大切にしつつ、時代の流れに沿った新しい技術も積極的に導入し、高品質な商品づくりに取り組んでいます。

企業理念

この言葉が口癖だった3代目・本多鶴吉は「仕入先があってこそ仕事が出来るのだ、先方に無理をさせてまで利益を追求しない」という信念がありました。

全ての取引先に対し誠意をもって仕事をすることで、信頼関係を築くこと。それによって業態転換した際も人との出会いに恵まれ、時代の波に乗る事が出来ました。

メーカーとして追及すべきところは「商品に信頼を寄せてもらう」ことです。

「商品の品質が確かであれば自然に次の注文は入ってくる。」
「どんなときも質の良いものは選ばれる」という信念を持っています。